『チョコボの不思議なダンジョン エブリバディ!』トロフィーコンプ後のレビュー・プレイした感想(ストーリー内容のネタバレ無し)

どうも皆さん、なつみかん(@sum_orange)です。

今回は、PS4ソフト『チョコボの不思議なダンジョン エブリバディ!』をトロフィーコンプまで遊び尽くしましたので、プレイした感想とトロフィーコンプの注意点などについて書いてみました。

ご購入の際の検討や、トロフィー攻略の参考になれば幸いです。

なお、このゲームはNintendo Switch版も発売していますが、当ブログではPS4版のレビューになりますのでご注意ください。

※ストーリー内容のネタバレ無しで書いているつもりですが、トロフィー攻略の関係でどうしても説明しなければならない場合もあるので、ご了承ください。

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「チョコボの不思議なダンジョン エブリバディ!」とは

ストーリー

トレジャーハンターのチョコボとシドがたどり着いたのは、「忘れること」が幸せなことと信じられている「時忘れの街」。そんな街に突然現れた謎の少年ラファエロと、数々の不思議なダンジョン。
チョコボは人々の記憶を取り戻すべく、不思議なダンジョンへと挑んでいく……

PlayStationStoreより
https://store.playstation.com/ja-jp/product/JP0082-CUSA14078_00-CHOCOBOSDUNGEONE

「時忘れの街」で人々の記憶を取り戻すため、バディと共に記憶のダンジョンを進むチョコボ

ストーリーを進めていくことで、街の人たちは記憶を取り戻していきます。

なぜ「忘れること」が幸せなのか。

なぜこの街の人たちは記憶を失ってしまったのか。

そして、謎の少年ラファエロの正体とは。

この「時忘れの街」に秘められた世界の真実とは……!

続きはゲームをプレイして、ご自身で確かめてください。

Wii版ソフト「チョコボの不思議なダンジョン 時忘れの迷宮」のリメイク

言わずと知れた名作「チョコボの不思議なダンジョン」シリーズの3作目です。

もともとは2007年にWiiで発売されたソフト「チョコボの不思議なダンジョン 時忘れの迷宮」のリメイク作品になります。

新要素の「バディシステム」「新ジョブ」「新ダンジョン」が追加されていて、やりこみ度がより一層強くなりました。

今作だけで完結するストーリー

1作目と2作目は、初代プレイステーションで発売された「チョコボの不思議なダンジョン」と「チョコボの不思議なダンジョン2」です。

ストーリーは過去作と関連性は無いため、今作だけでも十分楽しめます。

しかし、過去作をプレイした方は「おぉ!」と思わせる演出もあるので、過去作を知っている方は、より一層楽しめると思いますよ。

私は当時、「チョコボの不思議なダンジョン2」にハマっていたので、当時のキャラが登場したときやBGMを聴いたときにはテンションが上がりました!

やりこみ要素が豊富なローグライク

ゲームジャンルは「トルネコの大冒険」や「風来のシレン」でお馴染みのローグライクです。

入るごとに形が変わるダンジョンを進んでいきますが、敵にやられると手に入れた装備やアイテムが全て失われます。

チョコボは成長していく

通常、ローグライク系のゲームは敵にやられるとレベルも1に戻りますが、このゲームはレベルはそのままです。

つまり、レベル20でやられたとしても、アイテムこそ失いますがレベルは20のままで同じダンジョンに挑めます。

何度もやられながら装備品を集めていき、チョコボの成長とともにダンジョンを攻略していく。

そんなRPG要素も含んだゲームシステムになっています。

ローグライク初心者でも楽しめる難易度設定

このゲームはストーリーが短めで、ローグライク初心者の人でもクリアできるような難易度になっています。

何度もダンジョンに挑むことでチョコボがレベルアップしていき、徐々に攻略できる仕組みになっているので、ローグライク初心者にもおすすめです。

ゲームの難易度は、やられても装備しているアイテムだけは失わない「ノーマル」か、全てのアイテムを失う「ハード」のどちらかを最初に選べます。

「ノーマル」はゲームを普通に楽しみたい人向けです。

「ハード」はローグライク特有のドキドキ感ハラハラ感楽しみたい人向けですね。

難易度は、最初に選ぶとあとから変更できないので注意が必要です。

ちなみに、この難易度はトロフィーに関係ないので、コンプを目指すなら「ノーマル」を選ぶのが精神的にもおすすめです。

新要素

バディシステム

ダンジョンに挑む際、チョコボの他に仲間を連れていける「バディシステム」が追加されました。

こちらは、過去2作をプレイした方にとってはお馴染みのシステムですが、Wii版では実装されていませんでした。

そして、過去作と違うところは、なんと敵モンスターやボスキャラまでもがバディとして連れていけるというところです。

しかもコントローラーを2つ用意すれば、バディを操作して2人プレイも楽しめます。

新ジョブ

本作では「ジョブシステム」というものがあります。

これは、チョコボが様々なジョブになることで、それぞれ特有のアビリティを使えるというものです。

「黒魔道士」なら攻撃魔法が使える、「学者」ならダンジョン探索が得意など、ジョブによって特性が違うため、ジョブ選びがダンジョン攻略のカギとなっています。

新たに追加されたジョブは3種類です。

  • チョコボ自身とバティの強化が得意な「魔獣使い」
  • 罠を仕掛けて敵を攻撃するトリッキーな「機工士」
  • 他のジョブのアビリティを使える攻防一体となったオールマイティな「アルファ」

ですが、私はあまりこれらのジョブには魅力を感じなかったかも。

というのも、私は効率的にダンジョンを進めることを目的としていたため、ほとんど「学者」のジョブを使っていました。

残念ながら、トロフィー獲得関係以外で上記3つのジョブを使うことがなかったですね。

新ダンジョン

新たに追加されたダンジョンもあります。

それが「次元の狭間」「底なしの欲望」です。

そして、この「底なしの欲望」が今作で最もトロフィーコンプのために時間を費やすことになるダンジョンです。

似たようなマップを延々と進んでいくので、作業系が苦手な人にとっては地獄ですよ。

それに、気を抜くとすぐにやられてしまうので、集中力も必要になってきます。

プレイした感想

まず、私はWii版の「時忘れの迷宮」をプレイ済みです。

とは言っても、プレイしたのは10年前以上も前の話ですので、記憶が曖昧なところもありますが、 ストーリーの内容はある程度知っている状態でプレイしています。

ストーリーの感想(ネタバレ無し)

上でも書いていますが、このゲーム、本当にストーリーは短めです。

Wii版でもこんなに短い中身だったかな?っていうくらい短く感じました。

ですが、早くストーリーの続きが知りたいというプレイヤー心理をうまくついた難易度になっていて、ストーリーをクリアするまではサクサク進めるところが良いなと感じました。

私はストーリーの内容を知っていたので、ちょっとダラダラとプレイして33時間ほどでストーリークリア。

初心者でも30時間もあればクリアできるし、上手い人であれば10時間もかからないと思います。

ストーリーの内容は伏せますが、このゲームをプレイして感じたことがあります。

それは、このゲームのカギである「記憶」「忘れる」ということについてです。

「忘れる」ということは、人が持つ能力のひとつです。

あまり良い意味で「忘れる」という表現を使うことは多くないと思いますが、ちょっと考えてみてください。

楽しいことをしているときって、嫌なことを忘れられますよね!

私だって、時間を「忘れて」ゲームを楽しむことがしょっちゅうですし。

新たな発見新鮮な気持ちになるためにも、「忘れる」という脳の整理は必要なことなのです。

それに誰もが「忘れたい記憶」ってありますよね。

でも、それと同時に「忘れたくない記憶」もあるはずです。

もしも、「良い記憶」「悪い記憶」も全て忘れることになってしまったら……。

このゲームに登場する街の人たちは、全ての記憶を忘れてしまっています。

果たして、全て忘れてしまうことは本当に良いことなのか……。

「幸せな思い出」を犠牲にして「辛かったことを忘れる」というのは、いつまで経っても「人として成長することができない」ということです。

つまり、時が止まったのと同じことなんですよね。

それがWii版のタイトル「時忘れの迷宮」にも繋がってくるところなのですが。

幸せなこと」辛いこと」表裏一体になっている、そんなことを改めて考えさせられるようなストーリー展開でした。

ストーリークリア後から本番!

このゲームの一番の魅力は、ローグライクを手軽に楽しめるところですね。

上述のとおり、ストーリークリアするのにそこまでのゲームスキルは必要なく、サクサクプレイで進めることができます。

なのでゲームがあまり得意ではないという方も簡単にクリアできます。

一方で、コアなゲーマーにとっては少し物足りなさを感じるかも知れませんね。

ですが、ご安心ください!

このゲーム、クリア後からが本番みたいなものです。

クリア後に追加されるダンジョンすごくやり込めます!

追加ダンジョンには、「チョコボのレベル制限」や「アイテム持ち込み禁止」、「バディを連れていけない」などの制限付きダンジョンもあります。

いくらチョコボのレベルを最大まで上げて、最強の装備を手に入れていたとしても、こういった制限付きダンジョンでは役に立ちません。

そのダンジョンに合ったジョブ選びや、ダンジョン内で手に入るアイテムのみを駆使してクリアしていくといった、まさにローグライクの醍醐味を味わうことができます。

トロフィーコンプの注意点など

以下は、トロフィーコンプを目指す人向けの内容になります。

ここからは、ゲームの具体的なシステムなどは省いて説明します。

当ブログの表の見方

トロフィーの分類

当ブログでは、トロフィーの種類を大きく以下の3つに分類しています。

分類 説明
ストーリー系 ストーリーの進行によって獲得できるトロフィー。
※「裏ボス撃破」など、ゲーム進行に関係のあるものは含めます。
収集系 「アイテムを◯種類集めた」などコレクト状況によって獲得できるトロフィー。
※「全か所の◯を見つけた」など、アイテム以外であっても含めます。
条件達成系 ある特定の条件を達成すると獲得できるトロフィー。
※上記2つに当てはまらないものも含みます。

難易度について

当ブログでは、トロフィーの獲得難易度を独自の基準で設定しています。

難易度 説明
★☆☆☆☆ 意識しなくても、ストーリー進行中に獲得できるレベル。
★★☆☆☆ テクニックは必要ないが、獲得するのにやや意識が必要なレベル。
★★★☆☆ 少しのテクニックが必要で、意識すれば獲得できるレベル。
★★★★☆ ある程度のテクニックが必要、またはトロフィー獲得に時間がかかるレベル。
★★★★★ かなり高度なテクニックが必要、またはトロフィー獲得に相当な時間がかかるレベル。

『チョコボの不思議なダンジョン エブリバディ!』のトロフィー

このゲームのトロフィーは全部で34個です。

  • プラチナ(P)・・・1個
  • ゴールド(G)・・・5個
  • シルバー(S)・・・12個
  • ブロンズ(B)・・・16個

時限要素はありませんので、まずはストーリーをクリアしてから、ゆっくりとトロフィーを集めるのがおすすめです。

ストーリー系

ストーリー系のトロフィーは6個です。

ストーリー系で特に注意する点などは無いので、普通にゲームを楽しんでいれば獲得できます。

その他、トロフィーの具体的な獲得方法は以下の表の詳細情報をクリックしてください。

トロフィー名 種類 詳細情報 難易度
ようこそ時忘れの街へ! B チュートリアルをクリアした ★☆☆☆☆
第一章クリア B 第一章「忘却の街、予言の救世主」をクリアした ★☆☆☆☆
第二章クリア B 第二章「燃えぬ炎、よみがえる記憶」クリアした ★☆☆☆☆
第三章クリア B 第三章「よどむ水、流れゆく時」をクリアした ★☆☆☆☆
第四章クリア B 第四章「失われた光、拡がる影」をクリアした ★☆☆☆☆
第五章クリア S 第五章「天空の闇、地上の光」をクリアした ★★☆☆☆

収集系

収集系のトロフィーは13個です。

ポイントとしては、ストーリー進行中にできるだけ拾ったツメ、クラ、首輪を鑑定済みにしておきましょう。

このゲームではアイテムの収集リストが無いので、どのアイテムを拾っていないか把握しておかないと、苦労することになります。

私も、全部拾えているだろうと思って特にメモを取っていなかったため、『ツメコレクター!』と『クラコレクター!』を獲得するのに相当苦労しました。

そして、このゲームで最難関のトロフィーが『エブリバディ!』です。

モンスターのバディポイントは勝手に集まりますので、意識しなくても大丈夫ですが、一部のモンスターやボスキャラのバディポイントを集めるために相当な時間が必要です。

特に、オメガをバディにするのには、最低でも6時間はかかります。

ローグライク好きの私にとっては楽しんでダンジョンを進むことができましたが、それでも相当な集中力が必要になります。

ボスが落とすバディポイントは1~2BPですので、中断セーブを使って2BP落とすまでリセットすることをおすすめします。

その他、トロフィーの具体的な獲得方法は以下の表の詳細情報をクリックしてください。

トロフィー名 種類 詳細情報 難易度
首輪コレクター! B 全ての首輪を1つ以上手に入れた ★★☆☆☆
ツメコレクター! S 全てのツメを1つ以上手に入れた ★★★★☆
クラコレクター! S 全てのクラを1つ以上手に入れた ★★★★☆
トレジャーハンター! G ダンジョンで入手できる全てのアイテムを1つ以上手に入れた ★★★★☆
バディコレクター B 20体のキャラクターをバディにした ★☆☆☆☆
大きなお友達 B ボスとして登場するモンスターをバディにした ★★☆☆☆
バディマニア S 60体のキャラクターをバディにした ★☆☆☆☆
バディマイスター! S 全ての系統のモンスターをバディにしてダンジョンをクリアした ★★★☆☆
エブリバディ! G バディになるキャラクターを全て手に入れた ★★★★☆
記憶コレクター! S 全ての「記憶ダンジョン」をクリアした ★★★☆☆
カーテンコール! G 全てのダンジョンをクリアした ★★★★☆
魔石マイスター! B 全ての魔石を使用した ★★☆☆☆
ジョブコレクター! B 全てのジョブを手に入れた ★★★☆☆

条件達成系

条件達成系のトロフィーは14個です。

このなかでは『エンドレス!』が最難関になります。

300階を超えてくると、いくら最強の状態で挑んだとしても少しの油断でやられることもあります。

唯一の救いは中断セーブできることですね。

しかも中断セーブのデータはロードしても消えないので、精神的にはかなり楽です。

ただし、プラチナトロフィーを目指しているのであれば2~3回は500階に到達することになるので、覚悟してください。

その他、トロフィーの具体的な獲得方法は以下の表の詳細情報をクリックしてください。

トロフィー名 種類 詳細情報 難易度
ここからが本番! S 「底なしの欲望」ダンジョンの100階まで到達した ★★☆☆☆
エンドレス! G 「底なしの欲望」ダンジョンの500階まで到達した ★★★★☆
鍛冶マイスター! B ツメまたはクラのプラス値を99まで上げた ★★★☆☆
属性マイスター! B 「全」の印を合成した ★☆☆☆☆
石橋を叩いて渡る B 1回もワナを踏まずに20階以上のダンジョンをクリアした ★☆☆☆☆
形勢逆転 B チョコボの1回の攻撃で6体以上のモンスターを同時に倒した ★☆☆☆☆
鏖(みなごろし) S チョコボの1回の攻撃で10体以上のモンスターを同時に倒した ★☆☆☆☆
竜の中の竜 S 神竜を倒した ★★☆☆☆
最終兵器 S オメガを倒した ★★★☆☆
折り返し地点! B チョコボのレベルを50まで上げた ★☆☆☆☆
レベルコンプリート! S チョコボのレベルをMAXまで上げた ★★☆☆☆
ジョブマイスター! B いずれかのジョブでジョブレベルをMAXまで上げた ★☆☆☆☆
適ジョブ適所 S 全てのジョブでダンジョンをクリアした ★★★☆☆
ジョブコンプリート! G 全てのジョブでジョブレベルをMAXまで上げた ★★★☆☆

全体的な難易度

ローグライクなので、ゲームテクニックと言うよりは1手先を読む集中力をいかにして切らさないようにするかが重要ですね。

ある程度の時間がかかることと、似たようなマップを延々と進んでいく集中力が必要であるため、数あるゲームのなかでもトロフィーコンプの難易度は高い方だと思います。

私がトロフィーコンプまでかかった時間は100時間でした。

すこしダラダラとプレイしていたところもありましたが、ダンジョン500階潜りを3回もするとなると、さすがに集中力が切れてきますので、適度な休憩は必要です。

それに、私の場合はつけっぱなしのまま1時間以上放置したりもしていたので、正味時間でいけば80時間くらいでコンプ可能なのではないでしょうか。

最後に

このゲームは、ストーリークリアまではサクサク進めますが、クリア後のやりこみ要素が豊富ですね。

ローグライクが好きな私にとっては、それこそ時を忘れてダンジョンに潜ることができました。

ストーリークリアまではローグライク初心者でも達成できるレベルですが、トロフィーコンプとなるとローグライク好きも満足の難易度で遊べるので、非常にバランスの良いゲームだと感じました。

手軽に楽しみたい人も、ガッツリ楽しみたい人も、どちらの人にとってもおすすめのゲームだと思います。

しかし、Wii版の「時忘れの迷宮」をすでにプレイした方にとっては、ストーリー内容に変わりはないので、新要素ややりこみ要素を求めないのであれば、購入する利点はあまり無いかなと思います。

それに、作業系が苦手な方がトロフィーコンプを目指す場合は少し地獄を見ることになるので、覚悟しておいたほうが良いかもしれませんね。

以上、私がトロフィーコンプまでプレイしてみた感想とレビューになります!

最後までご覧頂いて、ありがとうございました。

もしよければ、この記事のシェアとフォローをお願いします。

それでは、今回はこのへんで。

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